「WEBマーケティング業界へ転職するときに資格は取るべき？」
「WEBマーケターに有利な資格が知りたい！」
WEBマーケティング業界へ転職しようと思ったときに気になるのが、資格のことですよね。
先に結論を述べると、WEBマーケターに資格は必須ではありません。しかし資格を取得すれば、転職が有利になりますし、スキルアップにも役立ちます。
ここでは、
- WEBマーケティング業界は資格よりも経験・実績・やる気
- WEBマーケティング資格10選の比較一覧表
- 未経験から転職を目指すなら「WEBマーケティングスクール」もおすすめ
について解説します。
WEBマーケティングの資格について理解して、有利に転職しましょう！
WEBマーケティング業界は資格よりも経験・実績・やる気
まず気になるのが、「WEBマーケティング業界で仕事するのに資格は必須なのか？」ですよね。
WEBマーケティングでは、医師や士業とは違って資格が必須ではありません。むしろ資格よりも、経験や実績、そしてやる気が求められます。
WEBマーケティング業界では、実務を経験することで、必須であるデータ解析・分析能力が得られます。これは資格勉強だけでは得られず、実務を経験しているからこそ手に入るもの。そのため、WEBマーケティング業界では資格そのものよりも、経験や実績が問われるのです。
とはいえ、資格取得は無駄にはなりません。資格があれば、知識やスキルの証明となるため、転職時のアピールポイントとなります。同時に、仕事に対するやる気の証明にもなり、資格未取得の人よりも採用率は高くなるでしょう。
とくに未経験からWEBマーケティング業界へ転職しようと考えているなら、資格取得はおすすめです。
WEBマーケティングに関連する資格には、さまざまな種類が存在します。自分が身につけたいと思うスキルを考えつつ、最適な資格を選択して受験しましょう。
WEBマーケティング資格10選の比較一覧表
まずは、本記事でご紹介しているWEBマーケティング資格を一覧表でご確認ください。必要な資格がぱっと見でわかるように比較形式でご紹介します。
| 資格名 | 証明できるスキル | 受験資格 |
|---|---|---|
| WEB検定 | WEBに関する全般的な知識 | 誰でも受験可能 |
| IMA検定 | WEBに関する全般的な知識 | 誰でも受験可能 |
| ネットマーケティング検定 | WEBに関する全般的な知識 | 誰でも受験可能 |
| マーケティング・ビジネス実務検定 | WEBに関する全般的な知識 | 誰でも受験可能 |
| ウェブ解析士認定 | データ分析に関する知識 | 誰でも受験可能 |
| Webアナリスト検定 | データ分析に関する知識 | 誰でも受験可能 |
| Google Analytics Individual Qualification | データ分析に関する知識 | Google Partnersであること |
| Google広告の認定資格 | データ分析に関する知識 | Academy for Adsのアカウント取得 |
| ビジネス著作権検定 | 広告表記に関する専門知識 | 誰でも受験可能 |
| ネットショップ検定 | ネットショップの運営知識 | 誰でも受験可能 |
迷ったときにおすすめしたい代表的なWEBマーケティング資格4選
ここでは、WEBに関する全般的な知識を得られる資格を4つ紹介します。WEBマーケティングの基礎が学べますし、どんな業界や業種でも役に立つスキルも身につけられます。
WEBマーケティングについてさっぱりわからない人は、まずこちらの資格を検討してみてください。
WEB検定
WEB知識に自信がない人に、WEB検定はおすすめです。
この資格では、WEBに関する基礎的な知識や技術を学べます。対象者は「WEB業務に関係する一般の人」と広いため、WEBビジネスの基礎知識を身につけるのにおすすめです。
WEBリテラシー・WEBデザイン・WEBディレクション・WEBプロデュースの4つの試験があり、そのうちWEBリテラシーでは、他3つの最重要知識が集約されています。まずはWEBリテラシーから受験するのがおすすめです。
| 運営 | 株式会社ボーンデジタル |
| 受験資格 | 誰でも受験可能 |
| 試験時間 | 90分 |
| 出題数 | WEBリテラシー 85問 WEBデザイナー・WEBディレクター・WEBプロデューサー 65問 |
| 試験形式 | 択一選択式 |
| 受験方法 | 全国にあるJ-Testingテストセンターにて受験、またはリモート受験 |
| 受験料 | 11,000円（税込） |
| 合格基準 | 正答率70%以上 |
| 更新 | 2年ごとに更新あり |
IMA（Internet Marketing Analyst）検定
IMA検定では、オンラインマーケティングの最新知識を得られます。
講座から試験まで、全てがセットになっています。10年以上の現場経験がある担当者が監修しているため、現場に近い知識が得られるのが特徴です。そして基礎だけではなく応用力も養えるため、転職時の即戦力となるのにおすすめな資格です。
なお、StandardコースとProfessionalコースの2種類があります。前者ではリスティング広告やサイト分析の基礎スキルが学べ、後者では広告プランの立案や実際の運用スキルが学べます。
| 運営 | クラウドマネージメント協会 |
| 受験資格 | 誰でも受験可能（ProfessionalコースはStandardコースの合格が必須） |
| 試験時間 | 非公開 |
| 出題数 | 非公開 |
| 試験形式 | WEBテスト形式 |
| 受験方法 | リモート受験 |
| 受験料 | 19,800円（税込） |
| 合格基準 | 基準点以上の点数獲得 |
| 平均勉強時間 | 18時間～ |
ネットマーケティング検定
ネットマーケティングにおいては、SEOやSEMの知識、そしてネット上で商品を売るためのコツや効果的なサイト構築の知識が欠かせません。それらを学べるのが、ネットマーケティング検定です。
この検定では、上記のような、インターネット上におけるマーケティング手法が手早く学べます。WEBマーケティングの基礎的な知識やスキルも網羅できるので、初心者にも大変おすすめです。
平均勉強時間は15時間程なので、時間の確保が難しい人にも受験しやすいですね。
| 運営 | サーティファイ |
| 受験資格 | 誰でも受験可能 |
| 試験時間 | 80分 |
| 出題数 | 40問 |
| 試験形式 | 択一選択式（団体受験は筆記試験あり） |
| 受験方法 | リモート受験または団体受験 |
| 受験料 | 6,000円（税込） |
| 合格基準 | 正答率70%以上 |
| 平均勉強時間 | 15時間 |
マーケティング・ビジネス実務検定
マーケティング・ビジネス実務検定は、幅広いマーケティングの知識が得られるのが特徴です。WEBマーケティングのみならず、一般の営業職や販売職にも対応しています。マーケティングについてさっぱり分からない人は、まずこの検定を受験するのがおすすめです。
A級・B級・C級の3つのレベルがあります。C級では基礎的な内容、B級ではある程度の業務運営ができる内容、A級では実際の戦略立案や判断業務ができる内容です。まずはC級からスタートし、さらにスキルアップを図るなら、B級・A級とチャレンジしてみてください。
| 運営 | 国際実務マーケティング協会 |
| 受験資格 | 誰でも受験可能 |
| 試験時間 | A級・3時間10分 B級・2時間45分 C級・2時間15分 |
| 出題数 | A級 70問＋ケーススタディ B・C級 70問 |
| 試験形式 | 正誤式・選択式（A級は穴埋式・短文記述式も有） |
| 受験方法 | リモート受験（A級は会場式） |
| 受験料 | A級12,760円 B級7,480円 C級6,270円 A・B級併願 20,240円 B・C級併願 13,750円（全て税込） |
| 合格基準 | A級 基準点以上の合格率 B級 70%以上の合格率 C級 80%以上の合格率 |
データ分析スキル（解析・統計）向上におすすめのWEBマーケティング資格3選
WEBマーケターにとって、データ分析スキルは必須です。ここでは、データを扱うためのスキルが学べるおすすめ資格を3つ紹介します。
基本的な数値の解析・分析能力を身に付けて、転職時にアピールしましょう。
ウェブ解析士認定
WEB解析に必須な知識を習得でき、データを正確に読み取るスキルを得られるのが、ウェブ解析士認定です。
公式のテキストや講座が閲覧でき、WEB解析の基礎から実務に活かせる知識まで幅広く学べます。講座から試験まですべてオンラインで完結するため、家に居ながらウェブ解析士を目指せます。
なお、認定試験に合格した後にも、実務に役立つ講座（アップデート講座・エキスパート講座・ツールトレーニング講座）が受けられるが特徴です。合格後もさらなるスキルアップを図りたい人にもおすすめです。
| 運営 | 一般社団法人ウェブ解析士協会 |
| 受験資格 | 誰でも受験可能 |
| 試験時間 | 60分 |
| 出題数 | 60問 |
| 試験形式 | 択一選択 |
| 受験方法 | リモート受験（会場型 or 在宅型） |
| 受験料 | 初めての受験 17,600円（税込） 再試験 12,100円（税込） |
| 合格基準 | 非公開 |
| 更新 | 有効期限は1年 年会費（6,600円（税込））とフォローアップテストの合格が必要 |
| 平均学習時間 | 初心者の場合 40～60時間 |
Webアナリスト検定
Webアナリスト検定では、Googleアナリティクスなどの解析ツールの使い方や解析能力など、WEBマーケターに必須な基礎分析スキルを習得できます。その他、WEBマーケターの基礎も学べるため、必要な知識やスキルも身につけたい人にもおすすめです。
最初に5時間程度の講座を受講し、その後に試験を受けます。1日5時間の講座を受けるだけで基礎的な知識が学べるので、時間がない人にも気軽にチャレンジできます。
| 運営 | 日本WEB協会 |
| 受験資格 | 誰でも受験可能 |
| 試験時間 | 80分 |
| 出題数 | 70問 |
| 試験形式 | 択一選択 |
| 受験方法 | 会場受験（東京、大阪、兵庫など） |
| 受験料 | 22,325円～ 会場によって異なるため要確認 |
| 合格基準 | 分野ごとの正答率40%以上、かつ総合正答率75%以上 |
| 平均学習時間 | 5時間 |
Google Analytics Individual Qualification（GAIQ）
WEBマーケティングでは、「Google Analytics」と呼ばれるツールを使いこなせることが重要です。そのツールを提供しているのがGoogleであり、そしてGoogleが提供しているテストが、GAIQなのです。
このテストでは、Google Analyticsのツール知識を一通り学べます。合格すれば、ツールの習熟度があることを第三者に証明できます。
試験のための学習も用意されており、すべて無料で利用可能です。数時間程度の勉強で試験受験が可能ですから、初心者でも気軽に受けられます。
| 運営 | |
| 受験資格 | Google Partnersであること |
| 試験時間 | 90分 |
| 出題数 | 70問 |
| 試験形式 | 択一選択 |
| 受験方法 | WEBテスト方式 |
| 受験料 | 無料 |
| 合格基準 | 正答率80%以上 |
| 更新 | 資格有効期限が切れる18ヶ月後に再受験で再取得可 |
| 平均学習時間 | 1～2時間 |
WEB広告運用スキル向上におすすめのWEBマーケティング資格
WEBマーケティング業界に転職するなら、WEB広告運用の知識も習得しておかなければなりません。
WEB広告で代表的なのが、「Google広告」です。ここでは、その知識が得られる、
をご紹介します。
Google広告の認定資格
Google広告とは、Googleが提供している広告出稿サービスです。WEBマーケティング業界にとって、重要な広告でもあります。
この認定資格にて認定を得られれば、公式であるGoogleから直接認定されるため、「Google広告のスペシャリストである」とアピールできます。
講座も用意されており、Google広告の基礎・検索広告・ディスプレイ広告・モバイル広告・動画広告・ショッピング広告などが学べます。基礎だけではなく、応用力や実務能力も学べるため、非常におすすめです。全て無料ですので、気軽にチャレンジしてみましょう。
| 運営 | |
| 受験資格 | Academy for Adsのアカウント取得で受験可能 |
| 試験時間 | ディスプレイ広告は120分、その他は90分 |
| 出題数 | 65問 |
| 試験形式 | 択一選択 |
| 受験方法 | WEBテスト方式 |
| 受験料 | 無料 |
| 合格基準 | 正答率80%以上、かつ基礎科目を含めた2つの合格 |
| 更新 | 有効期限が切れる1年後に再受験で再取得可 |
その他特定分野に特化したおすすめのWEBマーケティング資格2選
こちらでは、WEBマーケティングで必須ではないものの、知識があれば応用が効くであろう資格を2つご紹介します。
WEBマーケティングに関してある程度の基礎知識がある人、もっと幅広いスキルを身に付けたい人にはおすすめです。
ビジネス著作権検定
WEBマーケティングを行う上で、ときに著作権問題に直面することもあります。著作権は今やWEB制作現場において欠かせないものであり、ビジネス発展のためにも重要です。著作権の知識があれば、業務の幅が広がりますし、著作権法違反の回避にも役立ちます。
BASIC・初級・上級の3つのコースがあり、上級に行くほど実践的な知識が得られます。まずはBASICから挑戦し、余裕があれば上級を目指してみましょう。
| 運営 | サーティファイ著作権検定委員会 |
| 受験資格 | 誰でも受験可能 |
| 試験時間 | BASIC 50分 初級 60分 上級 90分 |
| 出題数 | BASIC 25問 初級 30問 上級 40問 |
| 試験形式 | 択一選択 |
| 受験方法 | リモート受験 or 団体試験 |
| 受験料 | 初級 5,100円 上級 8,000円 |
| 合格基準 | BASIC・初級 65%以上 上級 70%以上 |
| 更新 | 有効期限が切れる1年後に再受験で再取得可 |
| 平均学習時間 | BASIC 10時間 初級 15時間 上級 45時間 |
ネットショップ実務士（ネットショップ検定）
Eコマースに関する知識を得られるのが、ネットショップ検定です。
Eコマースとは「Electric Commerce（電子商取引）」の略であり、ネットショッピングやネットオークションのことを指します。ネットショップ関連はWEBマーケティングでも扱いますので、ぜひその知識も習得しておきたいものです。
検定では、レベル1から3まであります。レベル１と2はネットショップ実務士になるための検定試験であり、レベル３は実践能力を証明するものとなります。レベル３は実務経験が必要となるため、レベル2までの習得でOKです。
| 運営 | ネットショップ能力認定機構 |
| 受験資格 | 誰でも受験可能 （レベル３はネットショップでの勤務実績証明やレベル2の合格が必要） |
| 試験時間 | 80分 |
| 出題数 | 70問 |
| 試験形式 | 択一選択（レベル3は面接） |
| 受験方法 | CBT方式（レベル3は会場） |
| 受験料 | レベル１ 7,000円（税込） レベル２ 7,500円（税込） レベル３ 7,000円（税込） |
| 合格基準 | 正答率70%以上、かつ各カテゴリー50%以上の正答率 |
未経験から転職を目指すなら「WEBマーケティングスクール」もおすすめ
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実践に近いカリキュラムが学べる
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